COLUMNコラム

2022/09/05

DIY CUSTOMS | WOODEN CABINET SPECIAL CUSTOM

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【DIY CUSTOMS】
WOODEN CABINET SPECIAL CUSTOM

ウッデンキャビネット スペシャルカスタム

シンプルなデザインはDULTONの雑貨の大きな持ち味。もちろんそのまま使ってもいいのですが、ここでは思いきって DIY カスタムする楽しさを提案します。
実際どのように手を付ければいいのでしょう?
「PICK UP D-PEOPLE #03」に登場した髙薮乾一さんを招いて教えてもらいました。



Profile
髙薮乾一(たかやぶけんいち)さん キャンディガレージ代表。ガレージプロデューサー/雑誌ライター/モルタル造形職人
●1960年3月29日、東京都足立区生まれ。東京都練馬区在住。
これまで制作に携わったガレージは100軒あまり、取材したガレージは150軒以上。
近年はとくにモルタル造形に熱中し、各所でワークショップを開催しながらその魅力を広めている。アメリカン雑貨や企業もののグッズコレクターとしても有名。
髙薮さんのインタビュー「PICK UP D-PEOPLE #03」も合わせてご覧ください!

Vol.1はこちら>

Vol.2はこちら>

素材として選んだ DULTON のアイテム



WOODEN CABINET WITH CASTORS 4 LAYER
ウッデンキャビネット ウィズキャスター 4 レイヤー

¥28,600(税込)



3 PARTITION WOODEN BOX
3 パーテーション ウッデン ボックス
¥1,870(税込)



WOODEN BOX NATURAL
ウッデン ボックス
¥1,320(税込)




気楽に自由にやってみよう!
DIYカスタムに失敗はない


身のまわりの物に手を加えることは、ハードルが高いと最初は感じるかもしれません。
でも DIY カスタムに 失敗はないから大丈夫。行き当たりばったりでいいんです。
わたしはワークショップで教えるときでさえ「どう仕上がるんだろう?」なんて思いながらやっています(笑)。
つねに初めてのトライになるので、手を付けるときはみんな同じ気持ちなんですよ。
とはいえ、ピカピカの新品をカスタムすることにはやっぱり抵抗があるはず。
たとえばリノベーションをするとしても、新築には手を出しづらいものです。
だからまずは、日を浴びて色褪せた物など、すでに使っているアイテムを生まれ変わらせることから始めてみましょう。
汚れてるなら、その汚れを目立たなくするためにあえてもっと汚すのもおもしろい。
経年変化を楽しみながら、物を長く使うという意味でもいいことですよね。
慣れてきたら、ぜひ新品をカスタムしてみてください。木のボックスなど、最初は小さな物がおすすめです。
DULTON にはそんな素材がたくさんあります。
直感でアイテムを手に入れて、色を塗るだけも楽しいですよ。
そうして DIY カスタムをすれば、たとえ不恰好な仕上がりになっても、ただの新品にはない愛着がかならず湧いてきます。
それこそが醍醐味。だから、けっして失敗はないんです。


 


PAINT/塗る

水性塗料で好きな色を付ける



左_塗料は水で手を加えられるうえに洗浄も手軽な水性を推奨。広い面を塗るときはローラーを使うときれいに仕上がる。
だけどもできるだけ刷毛を使って塗るのが髙薮さん流。「ローラーで塗るのは機械的で好きじゃない。ムラが起きるほうがおもしろいんですよね」。
右_DULTON の紙袋のロゴを切り抜き、ステンシルのベースにするというテクニック。
塗料を塗るときはベースの紙が動かないように端をマスキングテープで固定しよう。





左_こげ茶色の塗料を刷毛の先端に付けて叩くようにして塗り込むとサビのような色付けができる。
「金属は端から錆びていくので、端(角)から塗料を塗っていきます。塗りすぎたらウエスで落として色味を調整しましょう。色をなじませるのに手を使ってもいいです」。
右_髙薮さんはサビ加工に際して、塗るだけで金属のような質感が生まれるターナーの「アイアンペイント(写真中段)」を愛用中。





左_ウッドワックスを使えば、無垢の木に古材のような質感を施すことが可能だ。「ウエスで好みの色合いになるまで塗り込んでいきましょう」。
右_左の写真で ウッデンボックス に塗っているのは右端のボトル、屋内木部用の着色剤が配合された水性のワックスだ。
ミツロウが主原料のワックス(写真奥の缶)を重ねることで、さらに色の深さや厚みを出すこともできる。



DECORATE/貼る
ステッカーや紙で自由に飾る



左_子どものように気ままにステッカーを貼ってみよう。DIYカスタムを始めると、ステッカー集めも楽しい趣味に。
ちなみに髙薮さんが貼っているのはアメリカ製のバンパーステッカー。インターネットで見つけて手に入れた1950年代のデッドストックだそう。
右 _DULTONの プリントパッキングテープ はデザイン性に富んでいて種類が豊富。本来は荷造り用だが、デコレーションにもおすすめ!




左_紙を貼りつけるにはデコパージュという技法を使う。写真にあるモッドポッジをはじめとした専用液はホームセンターや100円ショップ、インターネットなどで入手可能だ。
髙藪さんが 3パーテーションウッデンボックス に貼っているのは家庭用プリンターでコピー用紙にプリントアウトしたイラスト。「ボックスになじむようにあえて手でちぎっています」。
右_デコパージュの作業の様子。下地に専用液を塗り、紙を貼りつけてさらに上から液を塗って接着する。



ATTACH/打つ
ビスを使って付属パーツを取りつける



左_「ビスを打ち込むために必須の電動ドライバーには、ドリルドライバーとインパクトドライバーの2種類があります。
今回紹介するようなDIYカスタムの際は回転数がゆっくりなドリルドライバーのほうが使いやすいです」。インパクトドライバーはパワーが強いので、大工仕事のような大きな作業向き。
右_ ウッデンキャビネット の板を貫通しないように、かつしっかり留まるように選んだビスの長さは10ミリ。
キャビネットにもともと付いていたビスの頭に近いものを探し、元からある穴に打ち込んだ。ただ打ち込むだけでも飾りになる。





左上_DULTONの エンボスハウスプレートトリプル をビス打ちするための下処理。もともとはビス穴がないので、ハンマーとポンチを使って穴を開けた。
右上_ブリキの板をビスで留める。こちらもビス穴はハンマーとポンチで貫通。
左下_ バー25 をキャビネット上部に取っ手として装着。カスタム感ががぜんアップ!
右下_エンボスハウスプレートは枠内に入る文字数以内で好きなアルファベットをエンボス加工でオーダーできる。
「今回のDIYカスタムは飛行機のミールカートがイメージなので、"DULTON TRAVEL SERVICE"と入れました」。



COMPLETE/完成!
シンプルな雑貨が世界にひとつだけの作品に



上_旅をテーマにDULTONの ウッデンキャビネット をカスタムし尽くした髙薮さんの超大作。遊び心満載の仕上がりに見ているだけでワクワクしてくる。
下_キャビネットに入れる 3パーテーションウッデンボックス はサーフィンがモチーフ。
「まとまりを出すために、アイテムに対してテーマを決めて取り組むことがポイントです」。

 



シンプルでスタイリッシュなDULTONの ウッデンボックスシリーズ はDIYカスタムにぴったりのアイテム。
この記事を参考にしながら、ぜひ自分仕様にアレンジしてみてください!

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